昔から今にかけての製造業

なぜ製造業が盛んになったのか

2種類の製造業

主に日本の製造業は、2種類に分けられます。
1つ目は重化学工業で、こちらは重工業と省略して呼ばれることもあります。
重工業では金属や機械のように、比較的重さがあるものを製造していました。
さらに化学薬品や石油などを使ってものを製造する、化学工業も重工業に含まれます。

2つ目は軽工業と呼ばれ、重工業に対して重量が軽いものをメインに製造していることが特徴です。
さらに食料品や紙、繊維などの消費するものを作っていたのも軽工業だと覚えておきましょう。
この2つの製造業が、現代の日本の製造業にも繋がっています。
しかし昔から、今のように優れた技術を持っていたり、世界から注目されたりしていたわけではありません。
日本では細々と、製造業が続いていました。

知識や技術の不足

今の日本は、重工業が製造業の中でもメインになっています。
繊維工業のような軽工業はあまり盛んに行われていませんが、第二次世界大戦前の日本では、逆に軽工業がメインでした。
その理由は、化学系の知識と技術が不足していたからです。
ですから日本の重工業は世界の中でも後れを取っていましたし、今のレベルまで発展するには長い時間が掛かっています。

ただここで諦めなかったからこそ、日本の製造業はどんどん発展していきました。
つまりすぐに投げ出さず、地道に積み重ねる精神が今の製造業を作っています。
現在でもその精神は変わらず、失敗してもすぐに諦めることはしません。
方法を変えて再びチャレンジするなど、製造業の発展に力を注いでいます。


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